梅雨入りするまえに新緑の中へ
西日本のほとんどが梅雨入りして。
やっぱり台風と梅雨前線が手を組んで悪さしてしまったねえ。
河川が氾濫してエリアごと被害に遭われた地域も多い。
心からお見舞いを申し上げます。
私の住む市でもアンダーパスが冠水して通行止めがあったし。
普段は市の陸上競技場にしているフィールドも、災害時利用で調整池としているのよね。そこにも水を流し込んで被害を軽減させたらしいわ。今回。
夜中には何度も、隣の市の緊急避難警報を知らせるアラームが鳴ってた。
ちなみに隣の市はレベル4が出たけど、大きな被害はなかったようで何よりでした。
大雨が去ってグッと晴れたので。
今の季節の新緑が大好きだから、山のほうへドライブに。
今回は栃木。
東照宮のある日光の繁華街を抜けて、
あー空が広い。奥の山々もきれいだわ。
ぐっと山の中、奥日光エリアへ。
お初の中禅寺湖。
森の中は鳥の囀りが降ってくるような大合唱。
目的地は、ランチの予約した中禅寺湖の金谷ホテル(1894年創業、日光金谷ホテルはもう少し前)。
木造外観のクラシックホテル。どこかカジュアルっぽくもあって、大きな壁の窓や吹き抜けにある天井窓からのたくさんの光と緑で明るいのが心地よい。
規模も内容も違うけれど、このロビーで思ったのは、青森の奥入瀬渓流ホテルに少し似てる雰囲気だなあ、と。
ここは文字通り、中禅寺湖畔にある建物で、ちょっとだけ昔の避暑地のリゾート感もあって。
日光金谷ホテルのほうがどっしりとした格式のような重厚な印象だった。どっちも好きだけどね。
栃木の食材をふんだんに使ったランチのコース。
私がひそかにどこでもコースをいただくときに楽しみにしている「季節のスープ」。
こちらの今の季節は、蚕豆(そらまめ)のあたたかいポタージュ。
ああ、この香りとこの豆の繊維の残る舌触り♡蚕豆の季節よねえ。
日光金谷ホテルとは少し内容が違ってるのは、両方を楽しめるようにかな。
なんて要らぬ邪推をしたりしながら、たわいのない会話と一緒に舌鼓。美味しくいただきました。
個人的にはこの前行った千葉・白子の隠れ家レストランが過去遡っても本当にポイントが高かったので、そこは越えなかった印象でしたごめんなさい。
帰り道は、鹿沼市や壬生町を通るコースでグーグル先生に案内してもらう。
どちらもいつか、ドライブの目的地にしたいエリアなのよね。鹿沼も壬生も。
ほら、この頃は千葉とか茨城ばかり行ってしまうから。私。
栃木も巡りたいけどどうしても後回しになりやすいなーと思いながら早幾年・・・。
しかし、このあたりの山道は林が多いのね。
もっと森って感じをイメージしていたけれど、圧倒的に杉の並木が続く。
・・・と、たまたま昨夜観ていたテレビで、昔々に東照宮建立に尽力した宮大工たちが鹿沼辺りに住み着いた話をやっていて合点がいった。特に鹿沼は寄木組子が有名で、その昔からこの辺の杉を大量に切り出していたんだそう。
繋がるなあ。知識増えるのってうれしいのよね←BBAになってから特に。
県道277号線という山道を南下する一本道を下って下って~・・・
ふと。山道から少し開ける場所が。
一本道(これでも県道よ)の左右に家々が・・・20棟くらいかな、並んでいる小さな集落。
敷かれてるホースとかまだ新しめ(に見える)なんだけど、もう人は殆ど住んでいないのか、どの家も木の雨戸がしっかり閉まっていて車があってももう錆びていたり真っ黒に埃まみれだったり。
生活感や温度がもうなくなったばかりのような、限界(過ぎてしまったのかもしれない)集落。
左のお宅の壁のタイルとか、建てたばかりの頃はモダンな造りだったのかな・・・とか、こういう風景を見るとノスタルジックに浸ってしまいがち。木の雨戸との差が、また時代を映しているのよね。
集落の一番隅っこには小さな郵便ポスト(右奥の立ててあるやつね)。色がまだ鮮明そうには見えるけど。
きっと全国のどこの旧街道にはあるんだろう風景。
なぜだかギュッと胸をつかまれるような、少し悲しい気持ちにもなる、このまま朽ちていきそうな風景でした。
心に、いいものが見られたなあ。
***
懐かしいお客様がたから「どこかで鑑定してないの?」と立て続けにお尋ねいただきました。
今のところ、外の何処かで鑑定に出る予定は皆無でございます。
直接話さないと温度感が・・・というお声もいただきます。
まだまだ私のメンタル・フィジカル面も万全ではなく不安定なときもあり、世の中を浮遊しているいろんなウイルスやらも(国が報道しないだけで)気が抜けません。
リモートでの鑑定は続けていますので、抵抗ないようでしたらご利用くださいませ。
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