信州と北陸へ。
10月も下旬になって、ようやく「秋だなあ」と思える景色なんかを目にするようになってきました。
とはいえ、気温は高くなくても日中なんて日差しが強くて車の中などで「暑ぅ」と思うこともたびたびあるんですけどね。
先日、3泊で信州・北陸方面に犬連れの旅をしてきました。
画像詳細はインスタで載せてるんで、お時間あればそちらもどうぞ。
久しぶりの、旅行らしい旅行。
あちこち出掛けてはいますが、この頃は日帰りがメインになってたりしたんですよね。
理由は、このコロナ禍を経て更年期も相俟ってか、私の潔癖っぽいところが強くなってきているから。
今の犬たちと出会ってからは、私の年齢も上がって行動力が低下しているからか、なるべく犬たちとは離れたくない気持ちが強いです。
これまで暮らしていたダックスたちが健康問題のない子たちだったからなのか、私自身も今より若くてあちこち行きたい好奇心と行動力が強かったからか。
今こうして長いコロナ禍を経て、自身も未だ更年期真っ只中で。
一緒に暮らす犬たちも、片や先天性疾患のある保護犬、片や強い 逆しゃっくり(逆くしゃみとも)があって安易に興奮させたくない子。
日々ずっと一緒に居るから尚のこと、他所に預けて何処かへ行こうとも思わなくなっています。
私たち人間の宿泊先もペットのホテルも、今一つ信用できなくなっているということも原因のひとつ。
コロナ禍が落ち着き、海外からのインバウンド客が戻って来て(延べ人数的にはコロナ禍以前を超えているそうですが)日本各地でオーバーツーリズム傾向が強いとよく報道もされています。
各職種ともに人手不足なのは宿泊先でもよく聞かれることですが、目に見えてそれが顕著に分かってしまうこともしばしば。
例えば、宿泊施設内の清掃等衛生面は覿面です。手抜きだったり、雑だったり。酷いと、連泊なのに鍵を開けっぱなしにされていたり(高級宿でも)。
接遇でも感じることは幾つもあって、良い・高級と評価されるホテル系列であっても今やインバウンド客や若い層を取り込むことに重きを置くところが多いためか、丁寧さはあってもあたたかみを感じられないことがよくあります。
単にスタッフの年齢層が若いからという理由だからなのか。簡単にクレーム客に屈してたまるか、という良い宿評価の若いスタッフのプライドなのか・・・
マニュアルにしっかり従ってイレギュラーには頑として対応せず、言葉は丁寧でもやさしさやあたたかみのない一本調子になりやすい人に、出会う率が高めなんですよねぇ、私。
いや、自分の要望を通せ、通すことがやさしさだ!と云っているのでは決してありません。
言い方だったり、言葉のチョイスだったり。相手の言い分を理解(理解と従うことは別)する姿勢だったり、ですね。
今回の久々の旅も、犬連れということもあって衛生面では問題ない宿を選べましたが、やはり接遇面で残念な結果となった場所がありました。
いや、こちらが昭和脳で「お客様は神様だ」と云っているのでは全然ないですよ。
まあ、そんな中でも美しい風景や色はたくさん自然が見せてくれました。
石川県の金沢を北上すると、羽咋(はくい)市に なぎさ千里浜ドライブウェイがあります。
ここは日本でも数少ない、長い砂浜を車で走れるビューポイント。
ずっとここからの夕日を眺めてみたくて、この日も日没時刻をチェックして行ったのですが、前日からの降ったりやんだりの空模様で、かろうじて見せてくれた ちらり夕日と青い世界。
観光バスも走っていて、窓から乗客が皆、海に向かって写真撮ってました。
期待以上のポイントだったので、ここにはまたいつか、改めて来れたらと思います。
夜半過ぎから雷を伴う本降りで。
朝、長野・駒ケ根の宿を出ても降ったりやんだりの空模様、そんな中、長野・高山→富山方面へ山を越えていると、雨が弱まって青空も時折見えるようになったので、予定していた 富山・となみ夢の平スキー場 のコスモス畑へ向かってみました。
ここはゲレンデ一面を100万本のコスモスが咲く、大規模な花畑。
時々雨がパラつきつつも、山を上がった頃にはなんとか太陽も顔を出してくれて。
でも、強い風雨に晒されていたコスモスたちは、一部が倒れていたり花が傷んでしまっていたりと少しかわいそうな姿になってしまっていましたが、本当に広大で文字通り「花畑」、感激でした。
このあと、上の海の石川県へ向かったのでした。
美味しかったものも、もちろん幾つかあって。
宿の夕食の懐石料理や朝食も、ご当地の新米や食材をふんだんに使っていて当然美味しいものばかりで。
あと、20数年ぶりに訪れた、富山・氷見漁港の市場食堂のお魚とか。やっぱ、秋冬の氷見の鰤は最高でしたよ、ええ(画像はインスタで)。
それはそれとして。
記録に残しておきたいのは、今回、たくさんの道の駅に人間と犬のトイレ休憩を兼ねて立ち寄った際にいただいた、この2つ。
上:道の駅 ヘルシーテラス佐久南(長野) の食堂の 鯉の洗い。
長野のこの辺りは食用鯉が昔から有名で、関東の鰻屋でもよく佐久の鯉で鯉こくや鯉の洗いを出している店に何ヶ所が遭遇してるくらい。
その産地である佐久の道の駅で出してるこの鯉の洗い、びっくりしたわ。美味しくて。
好きでよく鰻屋で頼むんだけど、その中でもダントツ1位。私史上。泥臭さも骨もなくて、脂ののったサクサクした歯ごたえのある甘みの強い鯉。酢味噌もまろやかでとっても美味しかった。また行きたい。これ食べに。
添えられた山葵も安曇野の本山葵で、これまた♡
下:道の駅 KOKOくろべ(富山) の練りもの店「練りや」のハトシ。
ハトシは長崎の名物で、魚のすり身をパンに挟んで油で揚げたもの。
これを、富山の魚津近辺でも名物にしようと近年作り始めたのだとか。
中の魚のすり身がふわふわ。一見カリカリに見えるけど中はふわふわで味もいい。油っぽくなくて軽いからペロッと食べてしまえた一品。美味しかった。
そんな佐久にも立ち寄って。帰路は長野から群馬、埼玉と下道をのーんびりとドライブして戻りました。
自宅用に土産もあちこちで幾つか買ったけれど、私個人での一番のお気に入りがこれ。
道の駅 ななもり清見(岐阜)で飛騨牛のランチいただいた(←これも美味しかった♡)んだけど、そのときに覗いた直売所で見つけた、地元清見産ラベンダー100%使用の精油とドライフラワー。
少しお高めだったけど、昔、北海道・富良野の観光ラベンダー園で買った精油(こちらも富良野産)よりはお安くて香りもとてもいい。
その他、今回の旅でいろいろ犬連れの旅に対しての考え方を改めようと思える出来事もあって。
いや、連れていくけどね。宿のチョイスでさ。
予定していた来月の長旅も、いったんキャンセル。
来月は日帰り旅を幾つかやろうと思ってます。元気だったら。私が。
年明けの遠方旅を年内に計画して、私は私の充実期を終えようと思います。
0コメント