恒例行事
ウチの元保護犬(白いほう)の年一検診へ出かけた。
生後1歳7ケ月で引き取ったときには既に、大掛かりな開胸手術をしていたこの子は、先天性の結構重度な2つの病持ち。
そのために「商品価値なし」と手放されたのを、保護ママさんに受け入れて貰った子。
「2歳までも生きられるかわからないけど、それでも引き取りますか?」と、保護ママさんから何度も念を押され納得して迎えた子は、今年6月で6歳になる。
引き取った頃は今後の状態も解らずだったため年2~3回の検診を、と病院からも云われていたけど、日々元気に4歳、5歳と過ぎてコロナ禍もあって、今のターンとなった。
とはいえ今回も、再度の開胸手術推しをされ。
担当医でなく、別の若手医師は特に推すのよね。
肺動脈狭窄なので、開胸してバルーン入れて肺動脈を拡げましょう、と。
うん。理屈は解るのよ。でもね、もう今年6歳になる子なのでね、そうそう「やりましょやりましょ」推しに「お願いします」とは云えない。
実際、前回・前々回同様で 手術の「リスク」 を訊いてみると、「(5年以上前の)開胸手術から時間が経っているので、今回開胸してみて他部との癒着が酷ければそのまま閉じる」とか「成功率は決して高くない」と云う。
「でも6歳ですしね、やってみる価値はあると思うんですよ」とゴリゴリ推されたけど、即答せずで持ち帰って、保護ママさんに経緯を話して「結論、受けさせません」と伝えた。
普段のワクチンやちょっとした通院には近所の動物病院へ通っているけれど、そこへ行くときは特に変化のないウチの白い犬。むしろ、スタッフさんたちにはとってもフレンドリーに挨拶をする。
けれど、この医療センターへ来ると、車から降りる際に敷地内の空気を嗅ぐだけで嘘みたいにブルブル震え出す。スタッフさんへ検査で託すときにも、震えたまま私にしがみつく。
これって、小さい頃の怖かった記憶が残ってると思うんだよね。
前の開胸手術のときは 1歳程度の小さかったこの子。
手術と入院で10日間くらいだったというけれど、大病院だからこそ必要最低限の面倒は見てもらいつつも、大学の獣医系学科の付属になるので1匹1匹の動物はみんなある意味「検体」だったのは簡単に予想できる。監督役は担当医(名医と呼ばれる枠の人)であっても、もしかしたら執刀は担当医ではなかったかもしれない、研修医いっぱいいるし・・・とかね。
まあそんなことをどうこう云うつもりはないけれど。
この子にしてみれば、そのときの記憶は今も忘れられなくてむしろ「拒否」な訳で。
そんな場所に、また10日間とかひとりぼっちで預けて、それも預け損にならないとは限らない(もちろんその逆もあるけど)なんて。
つか、検体のひとつになるんじゃないかって穿った気持ちが大きいんだけどね。本音を云えば。
ってことで、もう大掛かりな手術はさせない方向で気持ちを固めた現在のママでした。
帰り道は甲州街道通って毎年桜を見ている 日本橋茅場町界隈へ。
今年も良い風景をちゃんと見れました。
コロナもやっぱり、結局は国なんて頼りにならなくて、個人個人の知識から考えた行動任せとなってきてますね。
保健所指導を指示されて、ずーっと待ってもなしのつぶて、なんて話もちょいちょい訊きます。
世界基準に合わせようと、経済最優先でコロナを扱うもよし。
自由に行動するもよし。
私は毎度書いてますが、罹患前も後も副作用や後遺症にずっと悩まされることが真っ平御免なので、「罹らないようにすることを最優先」で、まだしばらくは生きてまいります。
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